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寒糊炊きを行いました

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当社では毎年、大寒の時期に寒糊炊きを行っています。
寒糊は低温期に澱粉糊を仕込み、長期間熟成させることで得られる文化財修理に欠かせない接着材料の一つです。
大寒波襲来で奈良も冷え込みましたが、時折日差しのある中、本年も本社工房前にておよそ十甕前後の寒糊を仕込みました。
仕込まれた寒糊は、その後長い時間をかけて熟成され、古糊として使用できる状態になるまでには八年から十年ほどの歳月を要します。
当社では、この寒糊を若い技術者たちが自らの手で仕込むことを大切にしています。
それは、自分たちが一人前の技術者として現場に立つ頃に使う古糊を将来を見据えて自ら準備する、という意味を持っています。
寒糊炊きは目の前の修理だけでなく、次の世代、その先の修理を支えるための大切な作業です。
当社では今後も、技術と材料の双方を時間をかけて丁寧に受け継いでいきたいと考えています。


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